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静岡建築茶会に登壇しました

静岡理工科大と静岡文化芸術大共同主催のトークイベント、”静岡建築茶会“に登壇者として参加してきました。

全3回の第2回目で、場所は歴史的建築である掛川の松ヶ岡。モデレーターは静岡理工科大の脇坂圭一さんと静岡文化芸術大の天内大樹さん。コメンテーターはアーキテクトカフェ主宰の建築家、田井幹夫さん。登壇者は磐田の渡辺隆建築設計事務所の渡辺隆さんと、私のふたりでした。

“建築と公共性”というかなり骨太なテーマについて、渡辺さんは豊富な公共建築の実践での気づきから、田井さんはオランダ建築、内藤廣さんの建築から若手建築家の実例、ご自分の作品までを、歴史と場所を横断しながら”あたらしい公共”という言葉で再定義していくようなお話をされました。当方は今までに設計したいくつかの住宅から、”開く”ということをキーワードにお話させていただきました。

興味深かったのは”あたらしい公共”といえるような小さなスケールの実践例と”時間と公共”のお話。もう少し自分の中で反芻してから言語化したいと思っています。

このような建築の議論の場が静岡で生まれていることに、途中、少し現実感がないような、不思議な気分になりました。そこにあった、ある種のはりつめた空気感が、イベントのサブタイトル”静岡育ちのケンチクに議論は可能か”という問いへのはっきりとした答えになっていたことは間違いないと思います。

次回は、12/11に静岡市CCCで行われます。コメンテーターは新建築元編集長でハシモトオフィス主宰の橋本純さん、登壇者は510 architectsの後藤昌史さんと山田誠一建築設計事務所の山田誠一さんです。どのようなお話が聞けるのか、今からとても楽しみです。

Posted on
13 November, 2016
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