CALYX factory
CALYX新工場
生産効率で最適化された工場内に、都市と連続する人と人のコミュニケーションのための空間をつくった。
樹脂製品の加工をするための工場。必要な面積を合理的な構造計画で確保しつつ、配置を調整し、既存工場との間に生まれる路地的空間の位置を、水路を挟んで隣接する袋小路の道路と合わせることで、道路と新たな路地の抜けが連続する。街に新たな抜けが生まれ、風が通ったり、道路から路地越しに工場の向こう側の緑が見えたりする。
また、その路地内に半階分の高さの大きめの踊り場や外階段、奥行きの深い庇を設置し、立体的に変化する視点を導入、1階に現れる踊り場は工場の1、2階を視覚的につなぐ。奥行きの深い庇は路地内に半屋外の居場所をつくる。工場内の移動中や休憩時に、職員同士、お互い顔が見れたり、ふと街と連続する風景を感じられることが、気持ちの豊かさに繋がるのではないかと考えた。
用途 | 工場 |
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所在地 | 静岡県菊川市 |
構造 | 鉄骨造 |
敷地面積 | 372.00㎡ |
建築面積 | 160.76㎡ |
延床面積 | 286.75㎡ |
設計期間 | 2022.4-2022.8 |
工期 | 2022.9-2023.4 |
構造設計 | OAK plus |
設備設計 | 機械設備:PLAN-Gエンジニアリング、電気設備:環設備設計事務所 |
写真 | 長谷川健太 |
担当スタッフ | 小田海 |